「就活は中小でも」11年ぶり過半数 内定求め現実路線
志望企業の知名度や規模より、まずは内定獲得を優先――。就職情報会社「毎日コミュニケーションズ」の調査で、2012年春に卒業を予定し、現在、就職活動をしている学生が、こんな思いを強めていることがわかった。
調査は、会社説明会などが始まった昨年10~12月に、全国約1万人の大学3年生と大学院1年生を対象に実施。企業志向を尋ねたところ、「中堅・中小企業がよい」「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」と答えた学生が全体の53.4%と、11年ぶりに半数を超えた。
かねて、学生は大手企業志向が強過ぎると指摘されてきた。今春卒の学生の求人倍率は、従業員1千人以上の大企業は1倍を下回ったが、300人未満の企業では4倍超。それでも、学生の目が中小企業に向かない「ミスマッチ」が、内定率悪化の背景にあるといわれてきた。
調査担当者は「氷河期は続くと割り切り、『まず内定』という現実路線に傾いている学生が増えた」とみる。